ベルリンはまだ夕方の4時半。
オリバーが花を買って帰って来た。
このブログでも、ベルリンに来てから、何があってもなくても、時折、花を買って帰ってきてくれottoの話を何度か書いたかな。
最近は花の写真のアップも少なく、そんな話も書いてないかも知れないけど、そういう彼の優しさは今も変わりなく、今でも何かあってもなくても時折、花を買って帰って来てくれます。
一年の終わりに思うことではなく、毎日思っていることだけど、本当に、感謝です。
ドロドロの沼からよく抜け出して、その泥がめーいっぱい、パンパンに詰まった体がきれいに浄化されるような、クリーンな環境がよくも見つかったものだと。そして、ぶれることがない、まっすぐな土台を見つけられたなーと。
私ね、私のことをあまり知らない人には、意味のわからない話だと思うのだけど、今までの人生で、とても不思議な人に3回ほど、しかも道端で急に声かけられるようなシチュエーションで出会っています。この話はあまりにオカルト過ぎて?!文章では書けません。とにかく、すっごい不思議体験を何度かしているんだよね。その3回の強烈な体験の中の、ずば抜けトップ、20歳の時に、成田駅で電車を待っている時に出会った人、親しい人には「沖縄のおじいさん」の話として、したことがあるけども…
その人に言われたんだ。
私の人生、すっごい波乱が生まれた時から始まって、まだまだ続くって。当時まだ20歳。その時ももうどん底か?って思うぐらいの実情に巻き込まれてたんだけどね・・・(実際はそんなのどん底でも何でもなく序の口だった、その後が本当にottoに出会うまでずっと続いた)
で、その人に色々言われた中で、ひとつだけ今日みんなに話したいのは…
「絶対に死んだらだめ。どんなに苦しくて苦しくて死にそうになっても、でも死んだらだめ。絶対にあきらめずに踏ん張るんだ。そしたら、神様が、必ず!必ず手を差し出してくれる、助け舟を出してくれるから。あなたのことは神様が見てるから」
って言われたこと…
その言い方とかも文章では表現出来ないけど、なんとも胸に響いてね…急に血液が体中ぐるぐるまわるような感覚で熱くなったの覚えてるよ。
年末はその年を振り返ると同時に、いろんなこともまとめて振り返ってしまうけども…
なんとなく、そんな話も思い出しました。
あのおじいさんと出会ってなかったら、私は100パーセントここにいないです。
不思議だね。
諦めない人だけにチャンスはある!っていう台詞、どこでも聞くような、誰でもが言えるような安っぽい標語みたいに聞こえる人もいるだろうけど…
そんな風に聞こえない、深くうなずけるような体験、経験をしている人も多いでしょう。
私は今、そのおじいさんが言った助け舟に乗っているのか?
もしくは、その助け舟は一度乗って、その助け舟の終点に着いたのでもう降りたようにも思う。
そして、またきっと次のステージに向かわないといけない日が来るんでしょうね。その日まで、今の日々がトレーニング期間となっているんだと思います。言葉を覚えるのも環境に慣れるために色んなものを見聞きするのも今は楽しみながら出来ることが多いけど、これから、また試練は来るでしょう。
その繰り返しが人生かなーと。
誰の人生も山あり谷ありで当たり前。
でもほんの少しだけ、その凸凹が激しいのが私が持って生まれてしまった目に見えない何かなのかも知れない。ottoも私の子供のころまで遡って、彼に会うまでの色々な話を聞いて、また取り巻く周りの人の話も含めて、「そんな波乱の人生な人に会ったことないし、周りにもいないよ!信じられないよ」っていつも言います。これほんと(笑)
でも、そのこともあって、私は人との出会い運は良かったと思う。先生や友達、同僚、先輩…いい人たちばかり。悪い人もいた。でもその人たちからも学んだ。そんなみんなの力を借りて、助け舟までたどり着くことが出来て、今こうして、静かにまた一年を終えることが出来るのだと思っています。
感謝だね、一年の終わりは。
皆様、今年一年もこのブログにお付き合い頂きありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎え下さい。